歯科技工士:右手 風友乃

歯科技工士:右手
コメント

技工物で患者様の人生は変わると考え、日々の技工に取り組んでいます。

経歴を教えてください。

大阪の歯科技工専門学校を卒業して、まずは大手のラボに4年半勤務しました。そこでは保険の技工物を扱って、基礎を学びながら徐々にスキルアップをしていくことができました。その後、結婚を機に埼玉へ移ることになり、今度は歯科医院内の技工所に就職をしました。ラボに勤務していた頃、自分が作った技工物の良し悪しや、現場でどんな風にセットされているのかが分からず、反応が見えないことに対する不安を感じていたため、歯科医院に勤務してみたいという想いがあったからです。そこは元々技工士のいない医院で、技工物は外部発注でしたが、完成した技工物のセットに立ち会ったり、印象採得から石膏注ぎまでの管理を徹底したり、外注と歯科医院の橋渡し役のようなポジションを務め、出産で退職するまで3年間働きました。その次はまたラボに勤務したのですが、そこで「子育てと仕事の両立ができない」という壁にぶつかってしまいました。勤務形態的には定時帰りなどで無理なく働かせてもらえたのですが、逆に勤務時間が短いことで、自分がやりたい仕事を任せてもらうことができなかったのです。そこでの仕事内容は模型作成ばかりで、技工士としてのやりがいを感じられず、納得ができなかったため1年で退職してしまいました。その後この医院に就職し、現在に至ります。

セラミックファクトリー東京に入社したきっかけを話す歯科技工士右手さん
入社のきっかけと、今の働き方を教えてください。

以前の職場で「子供との時間を大切にしたい。でも仕事も妥協したくない」という葛藤を経験したことで、「子育てと仕事の両立ができる」ことを軸に次の勤務先を探していました。そんな時に出会ったのが、今の職場であるオーラルプロポーションクリニックだったんです。「子育て中のママさん技工士」としてではなく、「右手さん」として仕事に対する意見を聞いてくれるところが、ここで働く決め手になりました。当初は週4日、1日10時間勤務という条件でしたが、柔軟に対応していただき週5日、1日6時間半の短時間正社員として働いています。模型作成もやりますが、セラミックやインプラントなど、自分自身で満足できる内容の仕事を、量を減らして任せてもらえるのでやりがいも充分です!ドクターや衛生士のサポートもありますし、上がってきた技工物の案件をラボの部長が「誰がやる?」と相談の上で振り分けてくれるので、自分の働き方では無理な案件を抱えて負担になってしまうようなこともありません。

仕事のやりがいを語る歯科技工士右手さん

技工士の資格を持ち11年目になり、現在は歯科医院に勤務している右手さん。今感じている仕事のやりがいを教えてください。

歯科医院内の技工所に勤務すると、ドクターはもちろん、技工物をセットする患者様の反応も自分の目で見ることができます。この医院ではスタッフルームから診療室までの間に技工所が設けられているので、気軽にドクターに声をかけることができるということもあり、技工の案件に上がった患者様の治療背景なども聞いて理解するように心掛けています。また、技工士として経験を積むうちに視野の広がりを感じていて、今では歯1つではなく、顔全体を作っていくイメージで仕事に臨んでいます。技工士は、高齢者の方や事故で歯を失った方の歯を作る仕事です。「歯を作る」ということは、機能性だけでなく審美性も求められます。自分が作ったもので、人が食べ物を食べられるようになる、歯を見せて笑えるようになる、ということは人の人生を変える仕事といっても過言ではなく、大きなやりがいになっています。

ママさん歯科技工士として求職者へのメッセージを語る右手さん

最後に、ママさん求職者へのメッセージを御願いします!

歯科の世界は、設備や機材など、ものすごいスピードで変化しています。そのためブランクがあると復帰に勇気がいるかもしれませんが、「この先どんな自分になりたいか」というイメージを明確に持っていることが大切だと思います。「子育て中だから」「ママだから」と自分のやりたいことを諦めてしまっては、もったいないです。家族にも、職場でも、自分の気持ちをしっかりと伝えていきましょう。「自分のなりたい姿に近づく」「自分のやりたいことを実現する」という面でも職場選びはとても重要になってくるので妥協してはいけないと思っています。皆様が素敵な職場にめぐり合い、やりがいや成長を感じながら働いていけるよう、私も応援しています!

こちらの記事はDentPressによる取材記事を引用しております。